1月25日(土)牡鹿半島ビジターセンターで牡鹿民俗誌セミナー「牡鹿半島の暮らしと自然・魅力発見 〜徹底解説 牡鹿半島ビジターセンターの常設展示〜」が開催されました。
地元の方、文化財レスキューチームのOGOBの方、金華山のお参りの帰りに立ち寄った方など多くの方にご参加いただきました。有難うございました。
いつもは地形模型を展示している場所に椅子を並べ、4つの小屋の展示に囲まれるような客席の配置にしてみました。
モニターを見ながら、時々は実際の展示物を見ながらお話しを聞きました。
どのような思いで展示が形作られてきたのかという制作過程のお話し、自然と深く結びついた、食、仕事、遊び、信仰といった牡鹿の暮らしぶりの特徴についてのお話し、これまでの活動、そして今後の展望についても盛り沢山の内容でした。
普通なら参加者から先生への質問タイムをとるところですが、今回は先生から参加者への質問ターイム。暮らしのなかのエピソードを参加者から集めるという、なんだかイレギュラーな展開。
震災後から牡鹿半島で文化財レスキューの活動に尽力し、地域の人々からおはなしを聞き、たくさんの小さなエピソードをつなぎ合わせて地域の魅力として発信してきた加藤先生。
文化財レスキューの段階は終わって、これからは地域の魅力を、地域の人と一緒に作り上げていく段階だという言葉が印象的でした。
加藤先生と文化財レスキューチームの学生さんたちの「おしか愛」と熱意を感じるセミナーでした。
これからどんどん面白いことをしていこうとたくさんのアイディアが溢れていました。運営スタッフとしては、応援メッセージをいただいたように感じました。
多方面の研究者や地域の人を巻き込み、人々の活動を繋ぐ「地域の拠点」として、これからもっともっと頑張っていこうっ!と気合が入りました。
と、いうことで、今後も小さなことから、ちょっと大きなことまでどんどん楽しいことを企てて行きますのでぜひ牡鹿半島ビジターセンターに遊びに来てくださいね。