研修シーズン到来!~地域の魅力を発掘・発信するための基礎を学ぼう~
牡鹿半島の自然は住民が築いた歴史・文化によって形成されました。
牡鹿半島ビジターセンターでは、地域資源の利用と環境保全を両立した新しい観光「エコツーリズム」を推進しています。
しかし、時代の流れや住民の高齢化、震災後の環境の変化などによって
その特徴が失われつつあるのが現状です。
当館はそれらを保全するために「エコツーリズム」の推進を目指しています。
そのためには、プログラム提供者がその知識・事象を伝えるだけではなく、
参加者自身が興味を持ち、その事象が起きるに至った過程を考えてもらうガイド技術「インタープリテーション」を習得することが必要です。
【1】 エコツーリズム研修と、【2】 インタープリテーション研修では、麻布大学の南先生を講師に迎え、
基礎的な知識を解説していただきます。
当館のスタッフと一緒に伝える技術を学びませんか?
【1】 エコツーリズム研修
日時:10月25日(月)10:30~12:30
場所:牡鹿半島ビジターセンター
内容:エコツーリズムとはいったいどのようなものなのか、歴史や文化など地域の資源を生かした新しい観光についての基礎を学びます。
講師:南 正人氏
参加費:無料
【2】インタープリテーション研修
日時:11月1日(月)10:30~12:30
場所:牡鹿半島ビジターセンター
内容:歴史・文化・自然の案内人「インタープリター」に必要な、参加者に地域の魅力を伝えるガイド技術の基礎を学びます。
講師:南 正人氏
参加費:無料
【講師プロフィール】
南 正人(みなみ まさと)
麻布大学獣医学部野生動物学研究室准教授
1957年 京都府生まれ。
1990年 大阪市立大学大学院理学研究科後期博士課程単位取得退学。
1993年 星野リゾート入社(長野県軽井沢)。組織変更により株式会社ピッキオ代表。
2009年 麻布大学獣医学部野生動物学研究室に講師として赴任。
2010年 NPO法人生物多様性研究所あーすわーむを設立し、代表理事を務める。
専門は哺乳類学。共同研究者と共に宮城県金華山で1000頭のシカの一生を継続観察し、社会生態学的研究を行う。
1993年からは自然ガイドとなり、環境教育やエコツーリズムの分野で仕事を始める。
著作: 「野生動物への2つの視点」(ちくまプリマー新書:共著)、
「自然の見方が変わる本」(山と渓谷社:共著)
「実践講座インタープリテーション」( (財)日本交通公社:共著)
「自然ガイドのためのおもしろヒントブック」 ( (財)日本交通公社:共著)など